とある町の小さな税理士事務所

難しい税金の話をシンプルに

令和6年度税制改正要望がでました

少し前に令和6年度の税制改正要望が出ました。

これを元に12月に税制改正大綱が作成されます。

 

さら~とみてみたのですが、

生命保険料控除制度の拡充(所得税

死亡保険金の相続税非課税限度額の引上げ(相続税

三者保有の暗号資産の期末時価評価課税に係る見直し(法人税

賃上げ促進税制の拡充及び延長(所得税法人税

法人版及び個人版事業承継税制の見直し及び延長(相続税法人税

とかが身近ですかね。

 

生命保険料控除制度の拡充(所得税)は、扶養しているこどもの有無で上限が変わるという内容。

所得税はどんどん煩雑になっていきますね。。。

 

死亡保険金の相続税非課税限度額の引上げは、

現行 法定相続人数×500万円 

要望 法定相続人×500蔓延+「配偶者及び未成年の被扶養法定相続人数×500万円」

という内容。

生命保険金は受取人固有の財産ですし、遺産分割対象からも外れます。

納税資金の確保としてもとても有効なので、もし改正になったらぜひご活用いただきたいなと思ったりします。

 

要望なので大綱にのるかどうかは12月になってみないとわかりません。

なんとなくの方向性はわかるので一読しても良いかもしれませんね。

www.mof.go.jp